■仏教 その6

さて、仏の願い(真実)はわたくしの中にとどいてくださり、わたくしを自然に行動させてくださいます。たとえば、ボランティアなどです。

しかし、ボランティアに満足しているわたくしのおごりや大きな落とし穴を、仏の願いはさらにするどく突き刺します。その場の喜びに満足してはいないか。たえず変化していく無常の世の中で、一時しのぎの喜びが根本の解決ではないであろう、と。

そうなのです。ボランティアをして相手に喜ばれますが、なぜ相手に働きかけが必要になったのかということが解決されていないのです。つまり、わたくしが働きかけをする以前に社会や地域や家族が動ける環境・しくみはどうなのか、が抜け落ちています。

そこまで考えてこそ本当にわたくしの生きる意味・喜びはうまれてくることでしょう。う~ん、これは一生かかるなぁ・・・。

仏の願いは、わたくしを突き抜けて、すべての人・ものを照らしている広く深い願いでありました。 合掌。

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