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■オハイオ州からの手紙その1
私は、アメリカに住む日本人です。主人はアメリカ人で、カトリックです。私もカトリックの大学に通っていますからクリスチャンの倫理学なども学んできました。伝統的な日本の田舎の生活習慣に反発してきた自分には、クリスチャンのアプローチの方があっているのかなと思う時も有ります。しかし、やはり理解できない部分も多くあります。では、ほかの宗教だったらどんな解釈―教えをするのだろう!と思い、主人と一緒に世界の宗教の本を読んだり、ウエッブサイトを探して私たちなりにがんばっています。
主人も私も仏教の教えでどうしても理解できない部分があります。そこで質問に答えてほしいのです。仏教では、accept(受け入れる・認める)…すべてを受け入れることが大切ですよね。生活がいくら苦しくてもつらくても、その中に生きる意味を見出す。それが大事ですよね!
でもその教えをどのように私たちの現在の生活にとりいれるのでしょうか?悪がまかり通っているときや人々の権利や自由が奪われる時でもこれが私の人生…この中から生きる意味を見出そう!が仏教でしょうか?私だったらinjustice(不正・不正な行為)をなくすために戦うなぁ…
もし日本に独裁者がいて、罪もない人たちの生活をおびやかしはじめたら戦いませんか?平和な気持ちで人生の意味など考えてられない気がします。それとも私たちのように考えてしまう自体目覚めていない証拠なのでしょうか?そうであれば、人間の本質を否定されているようで仏教が遠い存在のものになってしまうような気がします。
読みずらかったでしょう。すみません。返事をいただけたら有りがたいです。英語かローマ字でお願いします。それまで精進と自主学習を続けます。
※アメリカはオハイオ州に住むご夫婦から、以上のようなメールをいただきました(ご本人の了解を得て掲載させていただきました)。お二人の問いに、みなさまだったらどうお答えになるでしょうか?考えてみてください。
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