■仏教 その2

私たちは、なぜ生きているのだろうか。と、考えてみます。

多くの人は幸せを求めて生きていると思います。 私たちにとっての幸せとは、家族・財産(お金)・健康の円満に他ならないでしょう。ある意味、これをよりどころとして生きているようです。

しかしよくよく考えると、どれひとつとして私の本当のよりどころとなってくれるものはありません。(みなさんも考えてみてください。私たち人間はこれらに振り回され、ひとり死んでゆく身ではないでしょうか)

私達がよりどころとしていても、老・病・死の前に幸せはくずれ、わたくしの生は、ひとたまりもありません。つまり、老・病・死を超えていく道を見つけなければ、生きることは何ひとつ解決できないのです。

今よりどころとしているものが崩れたとき、私達は生きる意味がますますわからなくなるでしょう。

そのために自らのいのちを絶つことになる人がいるかもしれません。また迷信に執着し、いっそう 生に迷うことになる人もいることでしょう。

さて、たったひとつよりどころとできそうなものが、この娑婆(しゃば) 世界にもあるようです。それが、宗教(信仰)かと思います。さて、「宗教をよりどころにする」とはどういうことでしょうか?

もどる ホーム    次へ