曼珠沙華(マンジュシャゲ)


秋のお彼岸に近くなると、いつの間にか咲いているのがこの花、曼珠沙華
すなわちヒガンバナです。写真のように花の時期に葉はなく、花が枯れて
から葉は出てきます。

球根で増え、そこにはアルカロイドという毒がありますが、昔はその毒も
水でさらしてぬき、残ったでんぷんを食料にしていたそうです。

曼珠沙華の語源は、梵語の「赤い花」の意味だそうですが、これも通説で
あやしいようです(白い花もあるから:右写真西正寺本堂前)。

わたくしとしては、葉より先にまず花が咲くので、「まず先」→「まんじゅ先」
→「まんじゅしゃき」→「まんじゅしゃげ」になったのだと思います。

同じ個体なのに葉と花は一生出遇えない曼珠沙華を見ていると、
一生のうちになんとか仏法に出遇えた喜びをしみじみ感じます。

まだ仏法に出遇っていない方、お彼岸に仏法に出逢うことが「まんず先
(マンジュシャゲ)」と、この花は教えているのかも・・・。


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