鹿之子百合(カノコユリ)

私の家には、夏になると3種類のユリが咲きます。

その中でもひと際目立つのがカノコユリです。白い
花びらの内側の赤い斑点がたいへん美しくて、
日本の伝統染である鹿子絞りにたとえてこの名が
ついたそうです。

どのユリもそうですが、茎に比べて花が大きく
茎ごと前に倒れてきます。

その姿がお木像阿弥陀如来の前傾のお姿に
よく似ているなといつも思っていました。

阿弥陀如来は、わたくしを救わずにはおれない
という願いの現われが、前に出るお姿になってい
ます。

さて、カノコユリはわたくし達に何を願い・語りかけ
ようとして、こちらへ寄ってくるのでしょうか。
そのうち花から聞いてみましょう・・・。

コーナー表紙へ  Home